2012年10月22日月曜日

電波なお話(2)

2013/10/5補足
 や、以下、普通の人を装って教育用に書いたネタだ。

スマヌ。尻の穴から火が出そうな恥ずかしい文体だが、、、読み飛ばしてくれ。

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自宅PCが飛んじゃいました。もちろん空をじゃないですけど。
GoogleAccountも不慮の事故で潰れてしまい、ブログも心機一転です。
さて、前回の続きを。。。

3.SIMロック
電波の形式や周波数が使用可能でもSIMロックがかかっていると他のキャリアでは使えません。
電話機メーカーが提供先のキャリアのSIMだけを使えるように設定して、キャリアに出荷するもので、同じ電話機がグローバルモデル(SIMロック無し)で並列に売られることもあります。
例えば、iPhone5はキャリアと契約して購入すると、殆ど無料で入手できますが、グローバルモデルのiPhone5を平行輸入品として入手すると12万円ほどかかります。
キャリアと契約した携帯電話に再設定(SIMロック解除)を行い、他キャリアのSIMを使用可能にすることもできますが、機種ごとに方法が違います。
大抵の場合、「SIMロック解除屋さん」をインターネットで探し、入金し、解除コードを手に入れる…という方法で解除することになるでしょう。(2,3千円程度かかります)
Docomoであれば店頭に持ち込み、2,3千円で解除できますが…

4.アクセスポイントロック
ここまでの難関を乗り越えたとしても最後に最大の難関があります。
キャリアの携帯電話は初期設定としてアクセスポイントが設定されていますが、他キャリアの携帯電話を使うときには、アクセスポイントを手動で設定しなくてはいけません。
このアクセスポイント情報は非公開の場合が殆どです。
運良く、インターネット上の情報等でアクセスポイントが判明する場合もあります。
アクセスポイントは契約プランを密接な繋がりがあり、設定を間違えるとパケ死もありえます。
APN Manager なるアプリを使えば現在接続しているアクセスポイントを調べることもできます。。。
、、、が、SoftBankはえぐいです。端末機種識別番号なるものを使い、自キャリアの商品として販売された携帯電話以外からの接続をブロックしています。
つまり、Docomoの窓口でSIMロック解除して、SoftBankの正規SIMを入れても接続できない…という事です。少なくとも3Gはダメ。
もう,何かね…

※総務省がDocomo,AU,SoftBank,EMobileの4社に LTE 用の周波数を割り当てる為、混信しやすくなるにも関わらず、周波数の間隔を狭くして4社に割り当てました。…てな、無理をさせといて、Softbankは数ヵ月後にEMobileを買収…LTE用の電波は他社の2倍になりましたとさ。
さすが禿電波。。総務省を舐めてます。

今日の一言:CoreDuo(intel)を乗せた中古PCが8千円って安くね?

2012年10月21日日曜日

電波なお話し(再)

2013/10/5補足
 や、以下、普通の人を装って教育用に書いたネタだ。

スマヌ。尻の穴から火が出そうな恥ずかしい文体だが、、、読み飛ばしてくれ。

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androidに限らず携帯電話全般のお話になります。

A社が作って、キャリアB社が販売した電話機にC社のSIMを入れてインターネットへの接続ができるか?それを確認するためには、いくつかの条件があります。

1.電波の形式
2.ベースバンド(周波数)
3.SIMロック
4.アクセスポイント

1.電波の形式

電波の形式は電話機のハードウェアで固定されています。電波形式が違う電話機は他キャリアでは確実に使用できません。

2G

その昔、2Gと言われた世代の携帯はアナログの電波を使っていました。
日本はPDCという形式が使われ、海外主流はGSMという形式です。
海外の携帯電話は日本国内では米軍基地の傍以外では仕えませんでした。
国内の電話も下記2~4の条件により、他キャリアの携帯電話は使えません。

2.5G

AUが採用したCDMA-ONEはデジタル通信でした・・・が2Gの設備を使っていたので2.5Gと呼ばれています。過渡期の仕様なので世界的にも左程普及しませんでしたが、AUはデジタル通信の強みを生かしてLISMOなる音楽配信でユーザを獲得しました。

3G

AUに遅れをとったDocomoやSoftBank(旧Vodafon)は世界標準のWCDMAを採用、中途半端なAUはCDMA-ONEの設備を使用できるCDMA2000を採用。AU以外はグローバルになった訳です。

4G

Docomo,SoftBankは世界標準のLTEを採用、AUは当初WiMaxを押していましたが、iPhone5がLTE形式なのでAUもLTEが4Gの主流となりそうです。

つまり、3G~4Gになって、日本は世界主流共通のハードウェア環境になった訳です。


2.ベースバンド(周波数)

ベースバンドは携帯電話にデータという形で設定されています。

3GにおいてDocomoとSoftBankは一部ベースバンドが一致していません。携帯電話メーカーがキャリア向けにベースバンドを設定している可能性があり、国内メーカーが出している携帯電話は特に互換性があるかどうか機種毎に調べなくてはいけません。

「fomaプラスエリア(850MHz帯)」は海外メーカー製携帯電話でも使えない可能性が高くなります。

ちなみにSBの「プラチナバンド(900MHz帯)」はイメージ的にクロッシー(LTE)に対抗しているように見いせていますが、fomaプラスエリアと同等のものです。海外製の電話機では一般的に使用されているバンドなので、HTC製やSAMSUNG製ならばあたりまえに使えたりします。


今日の一言:「次回に続くよ!」